わがひとに与ふる哀歌 

DONYA

2016年12月11日 09:48

来週15日(木)に、伊東市『天使の遊viva』で開催される『あけてビックリ!!おもちゃ箱』なるイベントで、ちょっとしたお仕事(?)をいただいた。
このイベントは中野督夫さん(センチメンタルシティロマンス)と畔柳賢朗さんのライブなのだが、
その中でこの店の常連さん(アコナイの常連でもある)お二人が朗読一騎打ちなるものをやるということで、その朗読のBGMをやってくれというのです。
朗読は、アコナイ仲間のアッキー根本さんとロマネ斎さんの対決ということなのですが、アッキーさんは自分でギターを弾きながらの朗読ですがロマネさんはギターが弾けないので・・・。
ということで、こんな詩の朗読に伴奏を付けます。
つまりは、一曲創るということになります。
いかがなりますことやら・・・。



わがひとに与ふる哀歌      いとう・しずお
  
太陽は美しく輝き
あるひは太陽の美しく輝くことを希ひ 
手をかたくくみあはせ 
しづかに私たちは歩いて行った 
かく誘ふものの何であらうとも
私たちの内うちの 
誘はるる清らかさを私は信ずる
無縁のひとはたとへ
鳥々は恒に変らず鳴き
草木の囁きは時をわかたずとするとも 
いま私たちは聴く
私たちの意志の姿勢で 
それらの無辺な広大の讃歌を
あゝわがひと
輝くこの日光の中に忍び込んでゐる 
音なき空虚を 
歴然と見わくる目の発明の
何にならう
如かない人気ない山に上り
切に希はれた太陽をして 
殆ど死した湖の一面に遍照さするのに

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